基盤ソリューション

デジタルビデオ自動検知システムナイスビジョン

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「監視」から「防止」へと進化した、高セキュリティシステム。

従来の監視カメラは、人間が複数のモニター画面を同時に見続ける必要がありました。しかし、「画面を見始めてから22 分経過すると、集中力の低下によって95%もの見落としが発生する」という調査結果(資料提供:ナイスシステムズ社)もあるように、人間の目による監視には限界があります。

「ナイスビジョン」は、「人間の目」による監視ではなく、「コンピューター」による監視を行い、不審者の侵入を自動的かつリアルタイムに発見する次世代型の防犯システム。侵入禁止エリアに不審者が侵入したり不審物が置き去りにされると、モニター画面上で赤い囲みで目立たせ、アラームを発信します。警備員は即座に、侵入者の行動を「侵入のし始め」までさかのぼって確認することが可能です。

つまり、事件発生後に「誰が犯人だったのかを確認する」従来の監視カメラとは異なり、事件の発生そのものを未然に防止するよう設計されているのです。海外では、自由の女神やトロント空港、アメリカの政府中枢機関など、国内では有名私立大学や首都圏会議場施設など、セキュリティが重視される施設に数多く導入されています。

こんな企業様に

  • 24時間の監視が必要な大規模重要施設

  • セキュリティを重視したい公共機関

  • 少人数での監視・運用をお考えの住宅や教育施設

製品概要

高性能の映像分析機能で、事件の発生を未然に防ぐ

高度な映像分析機能で不審な動きを的確に判断し、即座に警備員に通知するナイスビジョンは、単に録画するだけの防犯システムとはまったく異なります。リアルタイムで異常事態を把握し、発生原因を分析することにより、警備員が的確な判断を下し、被害を未然に防ぐことを助けるのです。ゴミや小動物、草木でも反応してしまう赤外線センサーなどとは異なり、誤検知が少ないことも特長です。

製品の特長

複数拠点の一元管理で、防犯体制の効率性アップ。

複数拠点の防犯カメラ映像は、インターネット経由で一元管理ができます。警備員の数を最小限に抑え、防犯体制のスリム化を実現します。
2011年の東日本大震災では、電話は通じにくくなったものの、インターネット回線は比較的良好でした。これを受け、郊外に複数キャンパスを持つ大学への導入が進んでいます。災害時でも、カメラを通じて遠隔地の火災や建物の被害状況などを確認し、被害の拡散防止に役立てることができます。

高解像度カメラ対応。カメラの混在利用もOK。

100万画素以上のメガピクセルカメラにも対応しているため、レジのお金のやり取りなど、精度の高さが求められる映像監視も可能です。また、熱のみに反応し、光には反応しない特徴を持つ赤外線カメラを使った「ナイスビジョン」での監視は、気象条件に左右されません。通常のカメラでは難しい映像解析ができることが評価され、国内の大型空港に導入されています。
さらに、異なるカメラであっても1つのシステムとして、カメラ操作・映像閲覧・映像保存ができます。既存のアナログカメラを使用したまま、IPカメラを追加するなど混在利用もOKです。

24時間365日の無停止監視を実現。

二重化や冗長化への取り組みが遅れがちな監視カメラ業界において、24時間365日の無停止監視を実現しました。例えば、5台の録画装置が稼働中の場合、バックアップ用の録画装置を1台だけ用意しておき、5台のいずれかが故障した場合、バックアップ機へリアルタイムかつ自動的に切り替える「n対1の冗長化」を施します。だから、撮りこぼしが許されない重要施設でも安心です。

高度なビデオ分析機能により、雨や波などの自然物は検知しません。

「ナイスビジョン」は、監視モニター上の動くオブジェクト(人や物)を枠で囲んだ状態で追跡し、異常がないかを常にチェックしています。高度な分析機能を備えているため、不審な動きを的確に判断して監視者に通知することができ、効率的に管理することができます。例えば一般的な人間の動きは異常と見なさず、立入禁止領域への侵入や出口からの逆走など、通常とは異なる動きが発見された場合のみ異常と判断します。
逆に、風に舞う樹木、雨、雪、波、雲の影など、動く自然物は監視対象から外しますので、無駄のない効果的な監視が可能です。

ナイスビジョンの用途

学校をはじめ、国内外に導入事例多数。

国内では上水道施設や空港、国際会議場施設、高セキュリティのマンション、キャリア系大手データセンターなど、さまざまな重要施設に導入されています。特に、小学校・中学・高校・大学においては、殺傷事件のあった大阪教育大学付属池田小学校に2006年に採用されて以来、続々と導入されています。近年、学校内では侵入や暴行、障害などの犯罪が年3,000件以上も報告されていて、犯罪防止のための施策が急がれているためです。

騒音検知など、「防犯」以外の活用にも。

最近では、「防犯」にとどまらない活用も増えています。国内有数の私立大学では、図書館にも「ナイスビジョン」を導入。監視カメラに内蔵された集音マイクを用いて、騒音の検知を行っています。設定値を超えた際にアラームを発信し、図書館内のどの場所で騒音が発生しているかをモニターに表示します。

PTZカメラで自動追尾で検知した不審者を逃さない。

1台のPTZカメラを、ナイスビジョンに接続された合計8台までの固定カメラや防犯センサーなどの機器と連携して稼働させます。連携された機器が検知した不審者の位置情報を受けてPTZカメラは不審者の方向へカメラを向けて撮影を開始します(注1)。
(注1)PTZとはPan(パン:水平方向へ回転)、Tilt(ティルト:垂直方向に首振り)、Zoom(ズーム)の略です。

セキュリティの質を継続的に向上させる「インテリジェント・セキュリティ・サイクル」

安心できる監視体制を構築するには、「異常を見逃しにくいしくみづくり」と「現場と目的に適した設備(カメラ、センサーなど)の設置」が不可欠です。
アイティフォーでは、(1)異常があれば自動で検知し→(2)監視者に確認→(3)対応を促します。また、(4)レポートや統計によって異常発生の傾向を分析→(5)最適なカメラの設置位置や数を提案して、セキュリティを改善していきます。

インテリジェント・セキュリティ・サイクル

製品ラインナップ

初期コストを抑えたい方は、「エクスプレス」版をおすすめします。少ない追加投資で、上位機種へのアップグレードが可能です。

エンタープライズ

カメラ説即台数無制限。異常検知から分析まで、フル機能を備えます。

プロフェッショナル

200台までのカメラを接続可能。監視カメラの録画・再生機能に特化。

エクスプレス

64台までのカメラを接続可能。監視カメラの録画・再生機能に特化。

よくあるご質問

Q1. 録画時間を教えてください。
解像度やフレーム数、サーバー容量にもよりますが、約半年分の録画が可能です。容量がいっぱいになったら、録画データが上書きされます。「ナイスビジョン」は最大88TBまでご用意していますが、最小構成の4TBからスタートされるお客様が多数いらっしゃいます。詳しくはお問い合わせください。
Q2. 映像の精度に問題はありませんか?
メガピクセルカメラなど高解像度カメラにも対応しているため、顔認証やレジでの金銭のやり取りなども詳細に映し出すことが可能です。アイティフォーでは、導入時に用途と録画時間など諸条件を見極めた上で、最適な画質に設定しています。
Q3. 価格が高い印象を受けるのですが。
「ナイスビジョン」では録画・再生に特化した低価格のエクスプレスから、フル機能を備えるハイエンドの「エンタープライズ」までご用意しています。ご予算に合ったプランをご提案いたしますので、まずはお問い合わせください。